プロ家庭教師の授業法（指導法＆コツ）>▼勉強なぜやるの？と訊かれた時の先生の間違った指導、正しい指導

前回の項目の最後は以下の内容でしたね。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
それではなぜ上記の様な
キーワードを言ってはいけないのか。

簡単です。子供はそれにメリットを感じていないからです。
苦しいだけ。何の役にも立たないと思っているからです。
本来人間は学ぶ事に喜びを感じるようにできています。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

これの簡単な例を挙げると、
例えば好きなゲームソフトは、
難しくても攻略本を買って研究したり、
友達やネットからリサーチしたりして
難問を解決していきますよね。
あれは難問をクリアできた時の喜びや
充実感を得るためにとる行動です。

サッカー好きな子供や大人でも、
好きな選手の名前だけでなく、
身長、体重、年齢、得意技、
プレースタイル、経歴など
細かく調べて覚えますよね。
これも同じ事です。

勉強もその楽しさや意味を感じる事が出来れば、
好きになるかは別として、勉強嫌いの生徒でも
進んで勉強をするようになります。




【解決策】
では親や先生は何をしたらいいか？
まず大人たちは短期的な目線ではなく、
勉強をすることで短期的にどういう方向に進んで、
将来どういう風に役立つかを自分なりに明確に
しておくことです。
小学校だろうが中学校だろうが塾だろうが
家庭教師だろうが先生としてこれは絶対にやるべきです。


もしその生徒に夢があるならその夢に
具体的に必要となる場面を交えて伝えるとより効果的です。

先生方や保護者の皆さんは生徒たちに
まず「やれ！」と言うのではなく、
大人が明確な答えを自分で持つことから始めないと
今後の授業や子育で道を外れていく子が
出てくるかもしれませんよ。